「お年寄りのスニーカーに」、キューブで営む個人タクシー
消防団として地元の夏祭りの警備をし、終わり際に缶ビールを5本ほどやっつけてから大阪での呑み会に参加しました。そこでもガブガブ呑んだあと終電のJRに飛び乗り京都駅で乗り換えます。
ちょっとウトウトしてしまい慌てて飛び降りたら最寄から3つ手前の駅というベタな事態に。あちゃー! やっちゃったー! と思いつつせっかくなので好きなラーメン屋さんに寄っていきました。
カウンターで並んだ若い男の子と少しだけ話を交わしつつ美味いラーメンを食べ、ご機嫌さんで駅前に行くとタクシーの列の先頭はなんと個人タクシーのキューブ。空車の表示もしてあるし近づくと自動ドアを開けてくれたのですが乗り込むときについつい「タクシーですよね?」なんて確認してしまいました。
走り出したらやっぱり聞きたい、「なんでキューブを選んだんですか?」
どう考えてもタクシー専用に開発されたコンフォートなどがベストの選択じゃないですか。車体も安いしLPガスもガソリンより安いでしょう、それらのメリットを捨ててでもキューブをわざわざタクシー仕様に改造して使うそのココロとは?
運転手さん:「介護タクシーに近い使い方をしたいんですよ。完全に介護タクシーにしちゃうとトータルの運賃が高くなっちゃうので普通のタクシーとして作ってます。ちなみに介護の資格も持ってますよ。」
たしかにシートが腰に近い高さだったので乗り込む瞬間がとても楽だったのを覚えてます。お年寄りには乗り降りのときに助かるでしょう。
普通の値段のタクシーなので、少し足の悪くなってきた人たちなどにもっと気軽に使って欲しいとのこと。尻ごみせず億劫がらず、もっともっと外出して楽しんでいただきたいからこのタクシーを作ったと熱心に話してくれました。
少しずつ口コミで指名の電話をいただけるようになってきたそうで、自宅前まで送っていただいてお金も払ったあとにいろんな話を聞くことができ、久しぶりに楽しいタクシーに乗れました。
ちなみに京都ではタクシー界の風雲児的存在として有名なMKタクシーというのがあり、ここは運転手さんがベンチシートをすすすぃーと滑りながら移動して助手席側からクルマを降り、自動ドアでなく手動でドアを開けてくれます。タクシーの自動ドアは世界的に見ても珍しいらしく外国のかたなどがよく驚いてますが、それが普通の僕らからするとこの手動ドアは気持ちよく乗れて良くできたサービスだと思います。
このMKタクシーの”MK”って何の略だ、”マジで恋する”タクシーか、などと友人が言ってましたが今調べたら前身のミナミタクシーと桂タクシーの略だそうで、意外とフツーだったことにがっかり!
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公開: | バスとすごさない日々 タクシー, バスとすごさない日々, ラーメン, 呑む
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