ポンポン捨ててもええんちゃうか
※更新
FJ1040さんのブログで初めて知った電気用品安全法。PSEマークのない電気製品の製造・輸入・販売が禁止されるようです。
2001年4月1日にいつも間にか施行されているこの新しい法律は猶予期間があり、電気製品により5年、7年、10年と分けられていますが、一般の家電製品、ゲーム機、オーディオ機器、電子楽器などなじみの多い製品はほぼ5年の猶予期間。つまり今年の3月31日でこの猶予期間が終わるのです。
ここで言う電気用品とは、コンセントから電源をとっているもの。つまり電池で動くものや、パソコン等ごくごく一部のものは対象外ですが、それでも身の回りにたくさんの電気用品があるはずです。
左側が特定電気用品のPSEマーク、右側が特定電気用品以外の電気用品のPSEマーク。2001年以降に買ったものにはPSEマークのシールが貼ってあるかもしれませんが、それ以前に作られた電気用品や、PSEマークのない電気用品はもう買うことができなくなってしまいます。
PSEマークのない規制対象製品でも個人売買は小数の製品を単発でやりとりする程度なら問題ないようですが、中古品として販売できないためリサイクル業者などは当然買い取りしてくれるわけもなく、すでにイシバシ楽器やソフマップなどはその旨アナウンスしています。
しかしこの法律は2001年に施行されてから、一般消費者向けにはほとんど説明が行われていないまま猶予期間を終え、4月1日からは過去に発売されたゲーム機や、ビンテージのギターアンプ、シンセ、またアンプや等のオーディオ機器(スピーカーは対象外)や、レーザーディスク等のAV機器が一切売買できなくなります。
これらの中には貴重な文化的財産もあるのです。こいつでしか出せない音、というのもあるでしょう。中古楽器での事故の例なんて聞いたことがありません。
事務用の機械も、電気洗濯機も、買い取ってもらえないのですから資産価値はゼロに等しくなります。リサイクルを呼びかける反面、古い電気用品は捨てろといっているようなものです。
PSE法はProduct Safety、EはElectrical Appliance & Materials の略らしいのですが、こうなると「ポンポン捨ててもええんちゃうか」の略に見えてしょうがありません。
坂本龍一をはじめとしたJSPA 日本シンセサイザープログラマー協会がが電気用品安全法(PSE法)に対する署名活動を開始してます。ネットからならすぐに署名できるようになってます。
紙媒体ならこちらで署名用紙をPDFで配布されてます。3月1日までに到着すれば大丈夫です。
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公開: | 更新: | バスとすごさない日々 PSE
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こんな法律今すぐなくなってほしいし
今後
古い車にたいしてのアホな法律ができんようにせんとね
イギリスなんかやと古い車は税金が安かったりタダやったりするらしい
日本の車検制度も世界的に見てみると
国民から金を巻き上げる手段にしか見えん
安全は自分らで守るから
もっと自由にやらせろっちゅうねん
アメリカでも古いクルマは税金の面でも優遇されてるようですね。
ワーゲン乗りとしては電動工具が、
(元)音楽人としてはビンテージの楽器がこのまま埋もれてしまうのを指をくわえて見てるわけにはいきません。
直して使うという点で、日本の法律にも「もったいない」が反映されることを願います。