まだお兄ちゃんだよ
※更新
ちょっとした合間を突いて少しだけ桜並木をドライブ。あいにくの曇り空でしたが、今年はここで撮ろうと思ってた場所での一枚です。
このあとは姉貴の家に行ってきました。
姉貴の家には先月に行ったばかりです。そのせいか、着いたとたんに子供たちがうじゃうじゃ。えーっと、前より増えてませんか?
一同:「あー! またあのクルマやー!」
一同:「ほんまやー! ドイツのおっちゃんやー!」
僕:「とりあえず、おっちゃんやなくてお兄ちゃんやから!」
まあ小さいアタマで良く覚えてくれてました。言われるがままにサファリウィンドウを開けます。言われるがままにリアカーゴを開け、言われるがままに幌を開けるとそこは子供部屋。用事をしてる間も解放しておきます。
7才くらいの女の子:「このクルマはなー、ドイツのクルマでなー、8人乗りでなー、ここ開けて、ここから鉄砲撃ってイノシシ獲るねんでー。」
どうやら友達に説明してる様子。よく覚えてるじゃない。
遊んでる様子を見ながら姉夫婦の自転車のチェーンに油を注してると、子供たちはその作業にも興味津々。終いには私にもさせろと二人の女の子に5-56をとられてしまいました。小さい子にはあのスプレーの力加減が上手にできないようですが、指示する場所にちゅっちゅっと楽しそう。
でも背後がやかましいんです。
一同:「なーなー、カエルさわれる?」
僕:「ん? カエル? え、なに、みんなさわれへんの?」
一同:「え! おっちゃんさわれんの!?」
僕:「うん、お兄ちゃんはさわれるよ。あ、こいつね。ほれ。」
一同:「うわーーー!!」
植木鉢の隅にいた小さなカエルをつまんで拾うと大パニック。せっかくなのでさんざん追いかけて火に油を注いでおきました。うしゃしゃしゃしゃ。
戻ってシートポストを5-56とウエスで磨いてると、サビがとれるのが不思議に思えたんでしょう、5-56を吹く役の取り合いです。
「オレにもやらせろやー!」
「私が先ー!」
「おまえもう3回もしたやろ!」
「しゅー。」
「あー! ずるいー!」僕:「はい、順番順番! 並んで! なーらーんーでーー!!」
さらに気づけば方々から一輪車を差し出される始末。自転車を直せるのなら一輪車も、という子供たちの言い分はごもっともです。
そのうちの一つはシートを留める金具が磨り減ってしまい、ボルトのアタマを噛むことができてません。おかげでシートの高さ調整ができない状態になってました。聞けばお下がりの一輪車でかれこれ6年目に突入してる計算。まわりの子のはまだ真新しい一輪車なのでぴかぴかです。
女の子:「もうあかんかなあ。」
僕:「まかしとけ。こんなん楽勝や。まだまだ乗れるぞ。」
ペンチで金具を閉めて処置し、金具周りは全部バラしてサビ落とし。ポストを磨いて各所グリスアップ。シートを高くして試乗しても落ちてこないので完成!
帰り際、その子は僕のことをお兄ちゃんと呼ぶようになりました。昨日で三十路になった僕のことを。
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お誕生日オメデトウございます!お互い30ですね!
これからも末永くVWBUSに乗っていきましょう!サファリウインドウ、Creative Engineeringのリプロをオーダーしましたよ!届いたら写真UPしまーす!
HAPPY BIRTHDAYUo・ェ・oU/゜・:*【祝】*:・゜\Uo・ェ・oU
そうか~もう三十路になったのかぁ~
いや、でもカッコいい三十路を迎えてるイメージですよ(*・∀-)☆゛
「お兄ちゃん」のままいって下さい♡家のウス君はすっかりおっさん…((((゚д゚;))))
お誕生日おめでとー!
そしてステキなお話ありがとー!
今後、菩薩も「お・に・い・ちゃん☆」と呼んでもよかですか?
おめでとうございます!
「うん、お兄ちゃんはさわれるよ。」のセリフ、ウケました。
子供の頃に、遊んでくれたちょっと歳の離れたお兄さんの事って、結構美しい思い出として心に残っています。
きっと「一輪車のお兄ちゃん」としてその女の子の心にもmasahiroさんは生き続けるんだろうな。
そして他の子供達の心にも
「ドイツのおっちゃん」 「かえるのおっちゃん」 「イノシシのおっちゃん」 「5-56のおっちゃん」として生き続けるんだろうな~。なんか格好いい~。
これからもますます磨きの掛かったナイスガイでいてくださいね!
> DUDEさん
アリガトウございます!
最初にメールくださったのがサファリの件でしたよね。
タイタニックのように水が入らないよう、上手く付くといいですね。
そうそう、Creative EngineeringのSide Safari Windowsにビックリしました。
http://www.creative-engineering.com/cgi-bin/shop/web_store.cgi?page=saf_side.html&cart_id=470648_539
> ESU
Thanks!
時の経つのは早いものですなー。
しかし子供らにいいように使われてるのははたしてカッコいい三十路なのか?
ウスは元からおっさんくさかったよ!
> 菩薩さん
ありがとー!
呼ぶときは上半身を横に15度傾けるか、キャイーンのポーズとセットでお願いします。
特別にKURE5-56を好きなだけ吹き放題!
> よんさん
ありがとうございます!
きっとあの街では、
「ときどき黄色いドイツのクルマで独特の音を響かせてやってきては、
街中のサビを落として帰っていく変なおっちゃん」
というイメージだと思います。
でも後から姉貴からメールをもらいまして、
一輪車のコのお母さん曰く、
「あのコが初対面の人とあんなに親しくなるのはすごく珍しい」とのことでした。
これはきっとバスのおかげでしょうね。
あ! バスも磨いてやらねば!
かの有名なバーンドアのUZIさんに昨日会いました。日記に写真載せてるのでみてみてくださいね!
バーンドアすごいですねー。
アメリカならではの広いイベント会場と澄んだ空もうらやましいです!
お誕生日おめでとうございます。
お子ら可愛いなあ。
30歳なんてまだまだお兄ちゃん(たぶん)ですから、
ちょいおマセな女子の「初恋の人」になったりするかもよ!?
ありがとうございます。
もうすぐ三十路マジでヤバイぞ委員会に入会申請するヒマもなく卒業です。
初恋の人はCRC5-56の香り、
結婚したあと旦那さんにドアのきしみを直してもらうたびに胸をキュンキュンさせてもらえればこれ幸いかと。