革靴のお手入れメモ
※更新
見た目はあまり気にしないたちなのですが、いつも服や靴や時計の面白い話を聞かせてくれる先輩がいるので、靴に関してだけさらっと勉強してみました。
All About のガイドもされてるかたの本が kindle のセールで499円、情報収集の手間も省けてちょうど良いタイミングでした。
読んでみたら、靴の勉強はこれ一冊で十分。知るとたくさん靴が欲しくなる不思議な感覚でした。
とりあえずお手入れの仕方をそのままいただいて道具を揃え、自分の靴と嫁のブーツをサラサラっと磨いてみたところ、むちゃくちゃ気持ちよく仕上がりました。
作業中もカサカサだった革の表面がみるみる潤っていくのが楽しくてしょうがなく、家にある靴の少なさがくやしくなったほどです。
よく考えたら僕は刃物を研ぐのも好きですし、一つのものを長く使っていくのが好きなタイプ。なぜ今まで靴のお手入れだけテキトーだったんでしょう。
取り掛かるまでは尻込みしてたお手入れですが、いざやってみると簡単でしたので、そのメモです。
最初に汚れ落とし
馬毛の柔らかいブラシでホコリを落とします。ザッザッとかければOK。
クリーナーを古布やコットンなどに取り、靴全体をふきます。油性の汚れや古い靴クリームを落とすのが目的で、布の面をその都度入れ替え、常にきれいな面で拭き取るのがポイント。軽く拭けば十分です。
次に栄養補給
靴に水分と油分を補給してあげます。
塗ってあげるのは乳化性クリーム、使うのはペネトレイトブラシという小さいブラシです。分量は片足で米粒2~3粒程度。靴の数箇所にチョンチョンとつけ、それをサササ~ッと素早く全体に広げます。
ホワイトブラシでブラッシングしていきます。
乳化性クリームをさらに均等に靴に広げ、同時に余分なそれを「掃い落とし」ます。よほどソフトな革や色の薄い革でない限り、力を入れてブラッシングしていただいて構いません。革のコンディションが良ければ、この時点で革に輝きがほぼ蘇ってしまいます。縫い目や履き皺、コバの部分も忘れずに。
古布で乾拭きします。余分な乳化性クリームをさらに「取る」「落とす」感覚で行うと効果的です。布も磨く場所をその都度変え、靴クリームがそれに付かなくなる程度まで拭いてください。
ホウキで掃くように余分なクリームを落とし、布でさらに拭い落とす作業はなんとなく仕上げ段階。
ここまででほぼ革の表面はツルツルで、僕はここで終わってます。
さらにピカピカにお化粧
ピカピカが好みなら、油性ワックスをごく薄く塗るとのこと。最近多くいらっしゃいますね、ピカピカの足元。
ワックスはブラシではなく、布で塗るそうです。
- 塗るのはキズ防止に爪先と踵、それにコバのみで十分
- 1~2分程度放置し、油性ワックスに含まれる溶剤を飛ばして蝋分を固まらせた上で、水をほんの1滴垂らすのが輝きを倍増させる秘密兵器
- 綿ネルのようなフワッとした感触の布で、油性ワックスを靴に「載せる」感覚で、優しく細かいストロークで乾拭き
とのことで、一度は試してみたいと思います。
・・・よく考えてみたら、人間のスキンケアと同じですね。汚れを落として、水分と油分を補給、好みでお化粧。
お手入れの際はシューキーパーを入れて行うと、作業がはかどりシワものびるのでお勧めです。
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公開: | 更新: | バスとすごさない日々 メモ, 磨く, 靴
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